2014年2月26日水曜日

2月23日

今日は主翼強化リブ用のCFサンドイッチ・スタイロシートを作成。
(モノ自体の写真は撮り忘れました・・・)

写真のような簡易保温炉の中でドライヤー加熱しつつ真空引きします。
 テスターを新調しました。
最近のはK熱電対を直接差し込むこと出来ないようですね。アダプタでつないでます。

一方、1号機の復元作業も進行中。
主翼リブ、前縁プランクの3次元切り出しを実施しました。久しぶりの作業でしたが、体が覚えているものですね。

  
 

あと、代表の奥さんからステッカーを頂きました。ありがとうございました。
空軍っぽいのが良いですね。利用いたします。
 今日はこんなもんです。

2014年2月10日月曜日

2月9日

久しぶりの更新となってしまいました。
この間、桁焼きは順調に進み、自作分はほぼ完了です。

細物成型用に新兵器導入しました。
これで細物もほぼまっすぐに成型できます。

出来上がった桁は接合部のカンザシから作っていきます。
絶妙な嵌めあい狙って自由錐を根気よく調整します。
材料は桐の集成材。軽量で加工性良くお値段も手ごろです。

桁焼きの間ほぼ止めていた1号機Nextzの修復も再開しました。

今年のチョコレートはオリジナルチロルチョコでした。
チームロゴの包装デザインがそれっぽくていい感じです。


2013年12月8日日曜日

12月7日、8日 東京理科大ACM研修、パイプ破壊試験等

今日のはちょっと長編。

今週末は東京理科大ACMさんのパイプ焼き研修第2弾です。
来年度の機体の胴体パイプ、テールパイプを一緒に作りました。総勢10名の学生さんが作業場に入ると、何とも手狭ですが、とても賑やかでした。

 ↑ まずは離型処理中。これを間違うとCFパイプがマンドレル(型)から抜けなくなり、悲しい結果となります。離型剤はCASTさんより購入のもの。ACMさんもご購入されたとのこと。

 ↑ 離型の後は最初の積層を開始。予め電熱線でマンドレルを温めてから行います。

 ↑ こちらは次の積層をプリプレグ(CFパイプの材料)シートから切り出し中。
なにやら楽しげでありました。


 ↑ こちらは研修第1弾で製作したコックピット用パイプの出来姿。良い笑顔です。


 ↑ お昼ごはん。チームFのメンバーでACM OBのH山先輩がおごってくれました。


 ↑ 電熱線を使ってCFパイプを焼き上げ中。4箇所、熱伝対を使って温度を計測・管理しました。

 ↑ 温度管理中に晩ごはんです。今回もお寿司です。H山先輩、ごちそうさまでした。

 ↑ 翌日、無事に焼きあがってマンドレルから抜いたCFパイプです。
 ↑ このようにバズーカ砲よろしくトラックに積んで帰るそうです。

 ↑ 長時間の作業、お疲れ様でした!また遊びにきてね。

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 こちらは、土曜夜から遊びに来てくださった名工大NIEWs H川さんの力作ギヤ・ボックスです。


↑ 潤滑剤封入式で油切れの心配なし。内蔵ベベルギヤの下端がしっかり潤滑剤をすくって回転します。機体の姿勢角範囲を見極めて潤滑剤の量を調整したそうです。
長時間フライトを行うディスタンス機にはかなり有効な仕組みで、一同感動。

↑ こちらはギヤ・ボックスに付くスプロケットです。よく見ると、キーが一体化したスグレモノ!
 ↑ はめ合いもバッチリで、このあたりに熱い魂を感じます。
ACMの駆動さんも心打たれ、さっそくNIEWs H川さんの名刺をもらっていました。鳥人間には心強い発注先です。

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最後に、テストCFパイプの破壊試験を行いました。


↑ このパイプ、2008年に購入したプリプレグで作成しており、冷凍保存していたとはいえ、5年熟成物の劣化パイプです。どこまで荷重に耐えるのか、その結果如何で、今後の材料節約術、設計に好影響がもたらされるかも?

 ↑ H川さんにもご協力いただきました。

 ↑ とっくに予想対荷重を超えて、たわみまくるCFパイプ。次の瞬間折れるかもしれないという緊張感が顔に表れている非常に良い写真です。

↑ 折れました。結果は「予想以上に耐えたなぁ」です。過去に同じプリプレグを使って同積層構成・同寸法のCFパイプを作成し、同じ試験を行いましたが、同じくらい持ちました。

設計者曰く、『最初と最後の積層が90degの「ダブルリング構造」のパイプだから、積層間の接着剤劣化を補助するような形になってるけど、それを鑑みても面白い結果だね』

ちなみに、破談の瞬間は爆竹のような破砕音が鳴り響きました。
動画も撮っているので後日アップします。
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今週末は盛りだくさんでございました。

2013年12月6日金曜日

11月30日

11月30日は第19回スカイスポーツシンポジウムでした。




今回Team'F'から出した3本の前刷りと発表資料は右欄下部のDOCUMENTSからダウンロードできます。また新たなネタを作らねば・・・。

2013年11月24日日曜日

11月24日

今週は東京理科大学ACMの方々がパイプ焼き実習にやってきました。
遠路はるばるお疲れ様です。



先週に続いて今週もパイプの温度管理しながらの歓迎会になりました。先週は鍋、今週はスシ。次はなにが出てくるのか・・・。


来週はスカイスポーツシンポジウムです。
Team'F'から3本出しますので興味のある方、ぜひ見に来てください。

 15:15~15:35 「人力飛行機の FAI 速度記録への挑戦」
 15:35~15:55 「人力飛行機用計測システムの開発」
 16:10~16:30 「人力飛行機速度競技タイム短縮への取り組み」


プログラムはこちらです。
http://www.jsass.or.jp/web/modules/wordpress/attach/19sky_pro.pdf




2013年11月17日日曜日

11月17日

パイプ焼きが始まりました。

パイプの温度管理しながら新作業台の上で鍋&焼肉パーティーというカオスな状況。



パイプ焼きの傍ら、冬に備えて防寒テントを再設置。テント内スペースを1.5倍に拡張し、2本同時作業+5mマンドレルが入るスペースを確保しました。



パイプ焼き作業手順の確認と作業環境の整備が完了し、来週のパイプ焼き研修会の受け入れ準備は整いました。

2013年11月5日火曜日

11月3日

もうすぐパイプ焼き。
今回は重力式電熱線張力調整です。
常に一定のテンションにできるので、張り過ぎによる破断や、
張力不足によるショートが起きなくなるはず。