春がやってきました。
社会人の作業ペースは基本土日のみですから、遅々として進まず。
しかし、時間は確実に過ぎてゆきます。
操舵稈最後の部品の硬化処理をしています。
粗大ゴミから救出したドライヤーをもう何年も使っています。
いい加減なものですが、火事には絶対注意。
FRPの硬化に用いるラッピングを分解してみましょう。
一番外は、熱収縮テープ。通称「ラッピングテープ」です。
これをギチギチプリテンションをかけて巻くことで、
大気圧を超える圧力を生みだします。
その内側はスポンジです。
ラッピングテープだけでは、角部ばかりに圧力が集中し、
肝心の平面の接着が不完全になりますから、
適宜スポンジを挟んでラッピングします。
そして、一番内側には、「ピールクロス」と呼ばれる
ナイロン布を巻いています。
これは、無駄なエポキシ樹脂を吸い取り、FRPに担持される
樹脂量を一定にコントロールするために用います。
先週成形したカーボンのチャンネル材が、四つ角を
綺麗に囲んで、ボックスを完成しています。
いきなり、昼ご飯に焼きそばが登場します。
鉄板にガスコンロ卓、マンセー。
ブレーキを分解してみます。
「美は細部に宿る」 と、エライ建築家も言うとる。
「江戸っ子は見えねぇトコロに拘る」 と、華の都の地元民も言うとる。
ま、こちとら関西ですが、しょうもないところにこだわってみました。
穴あけのためだけに製作した専用冶具。
時間と労力の無駄使い。
最終アセンブリ。軸受は分解可能なように、ピンで固定されています。
Rピンを使うと、なんだかそれっぽいですね。
日数にして15日程度ですが、作業開始からちょうど2カ月。
操舵稈が完成しました。
来週は名古屋に納品です。猫耳的な何かが頭を出しています。
コンニチは。
行ってらっしゃい。
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