2015年5月24日日曜日

5月24日 GWくらいの本部と今月の関西支部

GWが終わったまま更新が無かったのでダイジェストをお送りします.

~4/30 本部~

天気が良かったので座席の位置決めを兼ねた回転試験を実施しました.

座席と背もたれ位置を漕ぎながら探していきます

まだプロペラは出来てないので1号機から拝借.

実際に飛ぶ想定の出力で漕いでみて座席位置を決めていたところ,パワーを上げるとベッコンベッコンと異音が・・・異音と共にペダルの抵抗が無くなったとのことで原因調査.

・・・見つかりました.


どうやらペダルから伝わるパワーにパイプが耐えられなくて捻れてしまっていたようです.今回の機体は色んな所を攻めているのでたまに想定してないことが起きます.



~ GWらしきものが終わった後の関西支部 ~

本部より委託された尾翼の製作が始まりました.部品は岐阜支部が精神削って作っていただいたので組立はポンポンと順調に進みます.

始まったばかりのときの尾翼


そして,今日の尾翼がこちら




水平尾翼です



垂直尾翼です.左が天.

あと後縁板をつけたら本部へ持って行ってフィルムがけして完成です.

写真には撮れてませんが,関西支部はメンバーが徐々に増えていて,作業をしてもらっています.メンバーが増えるといろんな会話があって面白いですね.10月には赤牛の飛行コンテストが神戸であるみたいで,関西支部長はさっそく質問メール送ったらしい.何をする気だ・・・

(ほ)







2015年4月29日水曜日

関西支部 黄金色週間、はじまる

世間はゴールデンウィーク スタートですね。
しかし、ここで宣言します。

ゴールデンウィークは終わりです。
さあ、作業を始めましょう。

グラインダーが一台あると、非常に便利です。
鉄系材料の加工ハードルが一気に下がります。 

おなじみの重力式フォームスライサーを製作しました。
壁に立てかけた定盤の傾きと、錘を適当に調整します。

木箱の底に、電熱線が張られています。
箱の中に仕込んだスプリングとターンバックルで張力を与えています。
板厚は電熱線を保持する寸切りボルトの出し具合で調整します。

100mm厚のスタイロフォームがホームセンターで
入手困難になってから久しいです。

とりあえず、50mm厚のフォーム材で試し切りしました。
安定した品質のスライスが量産出来るようになったので、これから
本格的に尾翼製作に取り掛かります。

では、みなさま良い休日をお過ごしください。

2015年4月19日日曜日

関西支部 落ち込むこともあるけれど 私は元気です

お久しぶりです。

桜も散り、いよいよ本番に向け既に追い込みに
かかっているチームも多いことでしょう。

関西支部も同じく、いよいよ追い上げていかねば本格的にヤバイ!
 ということに、日程表を書いてみて気付かされました。

前縁プランク到着~取り付けが、GWを跨いで6月頭、
リードタイム長めに設定してあるところに
優しさを感じて頂けると有り難いです。

宜しく! 岐阜支部。 
6月21日の尾翼完成は、諸君らの頑張りに(も)懸かっているよ。

リブ冶具は鉄板からレーザーカットで特注。
人・金・時間を秤にかけた結果ですね。

休憩のひと時。 皆がお菓子を持ってくるので、
消化しきれないまま溜まっていきます。
参加者5名、記録更新です。

カーボンシートから、リブの補強材を切出しています。

その場で製造図をスケッチし、ガンガン作っていきます。

翼台を製作しています。
来週からは、この上で尾翼の組立が始まります。
鳥人間にはおなじみの光景ですね。

さあ、6月末のロールアウトに向け、追い上げていきましょう!


**************************** 蛇足 ***************************

会社の出張で仙台に行きました。
3M‐仙台市科学館に、後輩の力作が、展示されています。

仙台に行かれる方は、是非お立ち寄りください。
間近に見る 実物は迫力がありますよ。

学生時代の通学路、13%以上の激坂が続く八木山ルート。
これを両手放しで鼻歌を歌いながら登っていった7年間。
1年多いように見えるのは、気のせいです。



2015年4月12日日曜日

4月12日

いつもはしゃいでフレッシュさがあふれ出している関西支部は今週末はお休み。
ということで、久しぶりの岐阜支部からの更新です。

岐阜支部では主に主翼のパーツを作っています。

こちらは、主翼の前縁(前方部分)の曲面をスタイロフォームと呼ばれる発泡剤から電熱線を使って切り出している様子。



初期には寸法を間違え、NG品を出してしまいました。反省です。


こちらは主翼上面の曲面を切り出しています。
平板を曲面に沿って貼り付けるという手もあるのですが、そうすると凹みが出来てしまい、空力的に不利になるため、わざわざ3次元切り出しを行っています。




淡々とした地味な作業ですが、必要なことです。
出来上がった部品は安城本部へ送られ、組み立てられています。

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何度も書いていますが、慢性的な人手不足のため、製作スケジュールに影響が出つつあります。
そろそろ、積極的な人員確保(意訳:泣き落とし)に乗り出す必要がありそうです。

2015年4月1日水曜日

4月2日 エイプリル・フールでした

読者の皆様

当然お気づきかと思いますが、4月1日の記事「Team'F' ベンチャービジネスの起業について」は全てウソでございます。

まあ、バート・ルータンのスケールドコンポジット社のような道筋は非常に魅力的ではあるのですけどね。

今回のウソ記事は、実在の宇宙ベンチャー企業 PDエアロスペース社のWebサイトを参考にさせていただきました。
こちらはれっきとした本物のベンチャー企業です。ぜひご覧ください。

PDエアロスペース株式会社


というわけで、ベンチャー起業もないですし、今年の鳥人間コンテストにも出ません。
2号機製作とTFと記録飛行の準備に専念します。

でも6月頃からTFを開始しますので、ご支援よろしくお願い致しますm(_ _)m




追伸:さすがに新入社員の採用希望メールは来ませんでした。少し残念です。

2015年3月30日月曜日

関西支部 8週目 遠征

先週操舵稈を完成した我々関西支部は、
ついに納品の時を迎えました。

安全運転、よーし!
右直事故に注意!
原付おばさんに注意!

後ろの緑看板に小さく表示されている。
「名古屋⇒」
いざゆかん、シャチホコ県へ。

途中、SAにて適宜休憩を挟みつつ3時間。
順調に車を飛ばして本部に向かいました。

そして、装着!
…………
………あれ?
………
……ゴリゴリ……。。。

マジで?
いや、いや、いや。。。。
ウソでしょ。汗。。。ブワッ。

はあ、、、やっぱり。
少し、そんな気はしてたんだ。
なんにも無しで帰してくれるわけないよね。
しかたねえ。。。。
削るか。。

あれやこれや、原因は考えられますが、
一部コックピットとの干渉が確認できたので、操舵稈全体を
Z軸方向に7mm程度下げるために改修を加えました。

 ハプニングはありましたが、無事干渉もクリアし、操作感も
良好であることが確認できました。
早速、撮影会です。

メーメー君も大喜びです。
パイロットの体幹をロール軸が貫くよう、敢えて
操舵稈全体をカンチレバー・アームの先に取り付けた
挑戦的な設計ですが、剛性も十分。
滑らかに動作します。

昨年成形した、攻め攻めのサドル・背もたれと相まって、
エア・レーサーらしいギミックが揃ってきました。
いつでも、男の子は 「俺マシン」に熱くなる。

翌日。

関西支部に持ち帰った操舵稈に、得体の知れない
儀式的な なにかを取り付けています。
やはり、火を点けて誰かを呪い殺そうとしているのでしょうか。

あ よいしょ。左。

ほらさ。右。

結論。

改修を加えても、ラダ―操舵角は∓29°確保出来ます。
よって、今回のトラブルリカバリーは問題なし。
来週からは操舵稈の改修と、尾翼の製作を開始します。

エンドレスの操舵稈製作日誌も、
きっと新しいネタが投入されることと思います。
請う、ご期待です。



2015年3月22日日曜日

関西支部 7週目 完成

春がやってきました。
社会人の作業ペースは基本土日のみですから、遅々として進まず。
しかし、時間は確実に過ぎてゆきます。

操舵稈最後の部品の硬化処理をしています。
粗大ゴミから救出したドライヤーをもう何年も使っています。
いい加減なものですが、火事には絶対注意。

FRPの硬化に用いるラッピングを分解してみましょう。

一番外は、熱収縮テープ。通称「ラッピングテープ」です。
これをギチギチプリテンションをかけて巻くことで、
大気圧を超える圧力を生みだします。

その内側はスポンジです。
ラッピングテープだけでは、角部ばかりに圧力が集中し、
肝心の平面の接着が不完全になりますから、
適宜スポンジを挟んでラッピングします。
そして、一番内側には、「ピールクロス」と呼ばれる
ナイロン布を巻いています。
これは、無駄なエポキシ樹脂を吸い取り、FRPに担持される
樹脂量を一定にコントロールするために用います。

先週成形したカーボンのチャンネル材が、四つ角を
綺麗に囲んで、ボックスを完成しています。

いきなり、昼ご飯に焼きそばが登場します。
鉄板にガスコンロ卓、マンセー。

ブレーキを分解してみます。

「美は細部に宿る」 と、エライ建築家も言うとる。
「江戸っ子は見えねぇトコロに拘る」 と、華の都の地元民も言うとる。
ま、こちとら関西ですが、しょうもないところにこだわってみました。

穴あけのためだけに製作した専用冶具。
時間と労力の無駄使い。

最終アセンブリ。軸受は分解可能なように、ピンで固定されています。
Rピンを使うと、なんだかそれっぽいですね。

日数にして15日程度ですが、作業開始からちょうど2カ月。
操舵稈が完成しました。

来週は名古屋に納品です。猫耳的な何かが頭を出しています。
コンニチは。

行ってらっしゃい。