これまで撮りためてきた画像を抜粋して掲載。
<エルロンのリンケージパーツ編>
エルロン駆動部のコア、航空ベニヤを積層してエッジ部を残してくりぬき。
これをCFプレートでサンドイッチ。
ワイヤー方向変換プーリーを取りつけ。脱索、食い込み防止でプーリーと側面のプレートのクリアランスをワイヤの径の半分程度に設定。
組立治具を用いて外翼桁に接着。
翼との相対的な角度が重要なので外翼基準リブ側にも角度決め治具を設置
最外翼側のホーンは基準リブと同時に取りつけ。組立治具はリバーシブルで左右両翼に対応。
舵面の組立。デプロンt=2の片面にCFクロスを±45°方向に貼り付けた外皮とリブによる中空構造。これも治具の上で組立てます。
外皮を閉じて上から重石を載せてリブと外皮を接着。後縁はアルミのアングル材で矯正。
舵面と最外翼の結合部はスタイロコアの中実構造。テンプレートを用いてブロックからコアをカット。
CFクロスを貼り付け。先端が細いので先端に行くにしたがって積層数を増やしています。
先端に取り付ける。リンクの軸受けになる部分はCFプレート3枚から切り出して積層。
これを位置決め治具を用いて舵面の先端に接着
主翼に仮組、作動範囲の確認。プランクとの干渉部を修正。
アルミ角パイプの表面にプリプレグを積層して真空引き。CF1方向プレートを加熱成型。
簡単に脱型しました。
これを幅5㎜狙いで切り出し。
ささくれ防止のためエポキシ樹脂で表面をコーティング。
軽量で高剛性、高精度な機構にするため、多くの部品、治具、手間をかけていますが、このエルロン機構はその最たるものと言えそうです。
<プロペラシャフトの補強(補剛)編>
当初の見積もりが甘く、いとも簡単にねじり座屈した2本のプロペラシャフト。
成型済みCF1ply1方向材を等間隔に巻き付けて補剛します。内部節構造の方が重量効率がいいのですが、実物を補剛するときに一度切断する必要があること、内部構造の事後確認が不可能なことから外側から補強する方法をとりました。
同一積層構成の予備材で補剛のトライ。座屈トルクの確認。
何とか想定最大入力トルクの1.5倍以上にまで座屈トルクを引き上げることに成功。
プロペラシャフトNo.2:29か所の補剛。 位置決め&巻き付けのガイドとなる紙を取りつけているところ。
プロペラシャフトNo.1:9か所の補剛。エポキシ樹脂を塗ったCFシートを巻き付けて、そのままテープで固定。
おまけ
作業場に侵入してきたスズメガ。見覚えのある形状です。F117そっくり。
0 件のコメント:
コメントを投稿