新機体の製作は着々と進行中であります。
今日は主翼マウントの冶具をベニヤ材で作成しました。
木材をキレイにキレイに磨き上げていく単純作業ですが、そこに悦びを感じてしまうのは私だけではないはずです。
新兵器のバンドソー、ロールサンダーのおかげで作業がとっても捗りました。良い買い物でした。
こちらはチーム員が買った新しいロードバイクです。
いよいよ大人の散財が始まりました。危ない兆候ですね。
カーボン製でとても軽かったです。でも本人は「まだ軽くなる・・・」と呪文のように唱え、
どのパーツをどのように交換すれば何グラム軽くなるかを計算していました。
今日も平和な一日でした。
2014年8月23日土曜日
2014年8月17日日曜日
第37回 鳥人間コンテストなど
「お前たちはいつまでボーリング(前記事参照)をやっているんだ?」と、視聴者の方からお叱りを受けました。
はい。ブログの更新をサボっておりました。特に理由はございません。
遅れを取り戻す意味でも、今回のは長めの記事になります。
7月20日頃、世界記録挑戦機である2号機のシート・フィッティングを行いました。
「なんかペダルがグラつくんだけど・・・」とのパイロットコメント。
そう、あまり熱心に作らなかったペダル周りのモックアップが外れかけてました。
ということで、今度は少し熱心に(チャッチャと)作り直し。
最後に接着剤でクランクBBを固定。
そしてその乾燥には、最近作業場に導入されたスポット・クーラーの排気を利用。
「こんなもんかなー」「ちょっとちがうなー」と、スペーサーの厚み・位置を変えながら、ベストなシート・ポジションを探っていきました。
結局、あれこれ悩んだ割には、ほぼ当初案に落ち着くところはお約束。
最終結果を図面に反映しました。
一方、こちらでは自転車族な人々が整備作業を実施中。
パイロットは自分のチャリの整備を丸投げしていました。几帳面でキレイ好きなメンバーがいて良かったね。
---
7月26日、27日は第37回鳥人間コンテストの観戦に出かけました。
ものすごい暑さで、26日に至っては、彦根市の史上最高気温を更新したとのこと。
しかし、それにも負けない熱いフライトが琵琶湖を賑わせました。
詳しくは9月3日のテレビ放送をぜひご覧ください! http://www.ytv.co.jp/birdman/
今回、我々は出場しなかったのですが(というか、もう当分出るつもりは無く、世界記録挑戦に専念します)、これまでにお世話になったチームのお手伝いをさせていただきました。
出場の有無に関わらず、毎年足を運んでおりますが、この緊張感はやはり現場でしか味わえません。
機体の最終調整、天候予測、フライト戦略 etc... 琵琶湖岸で茹で上がりそうになりながら、なおも頭をひねって唸りをあげている鳥人間たちの姿は一見の価値ありです。
テレビ放送で興味をもたれた方は、来年ぜひ現地へお越しください!
---
で、祭りも終わって、「うちらもがんばらなきゃねー」とばかりに通常営業へと戻る我々。
8月上旬は2号機製作と並行して進めている1号機の修復作業がメインでした。
これで全ての主翼のプランク貼りが終了です。
ここから、ケブラークロスFRPのエルロンを取り付け、テールパイプを復元し、操舵系を復元し・・・
1号機の復活は来年GW頃かと思います。復活後の用途としては、
(1)2号機用パーツのフライング・テスト・ベッド機
(2)チーム員及び部外パイロットによる操縦評価(実際に飛んでもらう)
(3)部内、部外グラウンド・クルー(テールプッシャー、ウィングランナー等)の実地養成
こんなのを想定しています。要は使い(遊び)倒してやろうと。
まず最初はうちの代表(設計)が体験搭乗するのだと思います。私は体格的に無理なので、安全サポートに回ったり、上記(3)を試してみたりするつもりです。
---
そしてようやく現在。
8月16日は2号機のコックピット・フレーム用パイプの成型を行いました。
ではこれからもよろしくお願い致します。
はい。ブログの更新をサボっておりました。特に理由はございません。
遅れを取り戻す意味でも、今回のは長めの記事になります。
7月20日頃、世界記録挑戦機である2号機のシート・フィッティングを行いました。
「なんかペダルがグラつくんだけど・・・」とのパイロットコメント。
そう、あまり熱心に作らなかったペダル周りのモックアップが外れかけてました。
ということで、今度は少し熱心に(チャッチャと)作り直し。
最後に接着剤でクランクBBを固定。
そしてその乾燥には、最近作業場に導入されたスポット・クーラーの排気を利用。
「こんなもんかなー」「ちょっとちがうなー」と、スペーサーの厚み・位置を変えながら、ベストなシート・ポジションを探っていきました。
結局、あれこれ悩んだ割には、ほぼ当初案に落ち着くところはお約束。
最終結果を図面に反映しました。
一方、こちらでは自転車族な人々が整備作業を実施中。
パイロットは自分のチャリの整備を丸投げしていました。几帳面でキレイ好きなメンバーがいて良かったね。
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7月26日、27日は第37回鳥人間コンテストの観戦に出かけました。
ものすごい暑さで、26日に至っては、彦根市の史上最高気温を更新したとのこと。
しかし、それにも負けない熱いフライトが琵琶湖を賑わせました。
詳しくは9月3日のテレビ放送をぜひご覧ください! http://www.ytv.co.jp/birdman/
今回、我々は出場しなかったのですが(というか、もう当分出るつもりは無く、世界記録挑戦に専念します)、これまでにお世話になったチームのお手伝いをさせていただきました。
出場の有無に関わらず、毎年足を運んでおりますが、この緊張感はやはり現場でしか味わえません。
機体の最終調整、天候予測、フライト戦略 etc... 琵琶湖岸で茹で上がりそうになりながら、なおも頭をひねって唸りをあげている鳥人間たちの姿は一見の価値ありです。
テレビ放送で興味をもたれた方は、来年ぜひ現地へお越しください!
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で、祭りも終わって、「うちらもがんばらなきゃねー」とばかりに通常営業へと戻る我々。
8月上旬は2号機製作と並行して進めている1号機の修復作業がメインでした。
これで全ての主翼のプランク貼りが終了です。
ここから、ケブラークロスFRPのエルロンを取り付け、テールパイプを復元し、操舵系を復元し・・・
1号機の復活は来年GW頃かと思います。復活後の用途としては、
(1)2号機用パーツのフライング・テスト・ベッド機
(2)チーム員及び部外パイロットによる操縦評価(実際に飛んでもらう)
(3)部内、部外グラウンド・クルー(テールプッシャー、ウィングランナー等)の実地養成
こんなのを想定しています。要は使い(遊び)倒してやろうと。
まず最初はうちの代表(設計)が体験搭乗するのだと思います。私は体格的に無理なので、安全サポートに回ったり、上記(3)を試してみたりするつもりです。
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そしてようやく現在。
8月16日は2号機のコックピット・フレーム用パイプの成型を行いました。
↑プリプレグ・シート(炭素繊維と接着材が一体化したシート)の採寸、カッティング作業
↑カッティングしたプリプレグをアルミパイプに巻きつけている
(夏場なので付きが良すぎる・・・)
↑プリプレグやらピールクロスやらで遊ぶかわいそうな子
そういえば、作業場に久々の工作機械の導入がありました。
↑バンドソー。これでベニヤ材を使った冶具作成が楽になります。
幅はともかくとして、奥行き方向が無限大なので、長物加工に便利。
↑ベルトサンダー。荒削りが一瞬で出来ちゃいます。
↑XYテーブル。更に精密な穴あけが可能に。
これが一番、製作精度に効く設備導入じゃないかと。
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そんなこんなで、Team Fは日々細々と活動中です。ついでだからメンバー募集の宣伝をば。
活動場所は愛知県安城市。平日はお仕事ですので、土日の週末しか営業してません。
メンバーの年代は20代後半~30代前半。会社も出身校もバラバラの有志の集まりです。
「毎週来なきゃいけない」なんて縛りは無く、来たいときに来て、製作作業をやってもらえればOK。製作作業はパスして、テストフライトのみの参加でもOKです。学生 or 社会人の制限もありません。
まあ正直、男ばかりの趣味チームですが、興味があればこちらにご連絡ください。
製作作業場の見学・研修や、製作技術・フライト手法についても相談に乗れるかと思います。
もしくは
までどうぞ。
2014年6月22日日曜日
6月21日 桶川TF見学
今日は桶川市にあるホンダエアポートにやってきました。
目的は東京理科大ACMさんのTF見学と、記録飛行候補地としての空港調査です。
・・・が、思いのほか、早く着きすぎたので暇な時間が出来てしまいました。
一汗流した我々は、思いも新たにホンダエアポートへ・・・
現地には東京理科大学ACMさん、そして昨年の鳥コンDST部門覇者の東工大Meisterさんがいらっしゃいました。
どちらの機体も翼端灯が着いており、闇夜にその存在感を誇示しておりました。
日の出後、さっそくTFが開始されました。
まずは東工大Meisterさん。いきなり長めの距離を飛行。終始安定したフライトで、さすがの一言に尽きます。
次に、理科大ACMさんの直線飛行。
縦方向の操縦はもはや問題なく、特に着陸が非常にスムーズでした。
推力の増減による高度維持や進路保持のためのラダー小操舵・・・着々と実力を伸ばしている様子が伺えました。
うちのパイロットもこっそり併走して様子を見ていたようです。
「正しくラダー機を乗りこなせてる感じだね」と言っていました。
TFはまだまだ続きます。
直線飛行の次は、横方向の操縦性を試すべく、飛行経路をC字にとったカーブ飛行を行っていました。
ラダーを使うと、横滑りに伴うDrag増により高度損失が生じます。
ゆえに、鳥コンTT部門のようなUターン旋回時には、ある程度の高度余裕・推力の増加が必要になってきます。
また、旋回開始時の操舵が大きすぎた場合、横滑り過ぎて、当て舵でヨーイングを止めきれず、着水してしまうこともあります。ゆえに、ラダーを使ったトレーニングでは、どのくらいの操舵量で機体のヨーイングを止められるかの体感を得ることが重要になってきます。
横方向操舵のTFは、機体損傷のリスクが増すので、十分にお気をつけください。
↑ さすがにくたびれたオジサンたち。徹夜でボーリングして、TFとか、もう若くないんですから・・・
では、今日はこのへんで。
目的は東京理科大ACMさんのTF見学と、記録飛行候補地としての空港調査です。
・・・が、思いのほか、早く着きすぎたので暇な時間が出来てしまいました。
一汗流した我々は、思いも新たにホンダエアポートへ・・・
現地には東京理科大学ACMさん、そして昨年の鳥コンDST部門覇者の東工大Meisterさんがいらっしゃいました。
どちらの機体も翼端灯が着いており、闇夜にその存在感を誇示しておりました。
日の出後、さっそくTFが開始されました。
まずは東工大Meisterさん。いきなり長めの距離を飛行。終始安定したフライトで、さすがの一言に尽きます。
次に、理科大ACMさんの直線飛行。
縦方向の操縦はもはや問題なく、特に着陸が非常にスムーズでした。
推力の増減による高度維持や進路保持のためのラダー小操舵・・・着々と実力を伸ばしている様子が伺えました。
うちのパイロットもこっそり併走して様子を見ていたようです。
「正しくラダー機を乗りこなせてる感じだね」と言っていました。
TFはまだまだ続きます。
直線飛行の次は、横方向の操縦性を試すべく、飛行経路をC字にとったカーブ飛行を行っていました。
ラダーを使うと、横滑りに伴うDrag増により高度損失が生じます。
ゆえに、鳥コンTT部門のようなUターン旋回時には、ある程度の高度余裕・推力の増加が必要になってきます。
また、旋回開始時の操舵が大きすぎた場合、横滑り過ぎて、当て舵でヨーイングを止めきれず、着水してしまうこともあります。ゆえに、ラダーを使ったトレーニングでは、どのくらいの操舵量で機体のヨーイングを止められるかの体感を得ることが重要になってきます。
横方向操舵のTFは、機体損傷のリスクが増すので、十分にお気をつけください。
↑ さすがにくたびれたオジサンたち。徹夜でボーリングして、TFとか、もう若くないんですから・・・
では、今日はこのへんで。
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