2013年9月4日水曜日

第36回 鳥人間コンテスト

テレビ放映が終わったのでご報告します。(放映前のネタばれはご法度なのです)
我々Team'F'は第36回 鳥人間コンテストのタイム・トライアル部門で優勝いたしました。

これも日頃から製作、テストフライトにご支援いただいている皆様のおかげです。
特に、時間が無い中、早朝からのテストフライトに参加いただけた皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。


~以下、筆者の勝手な感想です~

2010年の初優勝の際は、翼端部分が全て可動する「オールフライングエルロン」が売りでしたが、今年度はさらにエルロン部分の面積を広げ、一般的な航空機のような後縁エルロンも装着しました。

「試験・本番を通して、エルロン・リバーサルという逆効き現象は見られず、更なる旋回性能が得られている」
というのが代表兼設計の石川の言葉です。


一方、フェアリングのインテーク、アウトレットに問題がありました。
猛暑の中、ペダルをこぐパイロットの汗により、機体の中が曇り、旋回点付近ではほとんど視界が無かったとのことです。
これにより、旋回後の余計なオーバーシュートが生じ、タイムをロスしました。
着水後のパイロットの発言、「まだいけるな」は、こういった出来事も踏まえてのことかと思います。
これは反省点として、次の機体にしっかり生かしていくつもりです。

パイロットの田村(マイケル)ですが、テレビ放映では不敵なビッグ・マウスでしたが、本番前、プラット・フォームの坂道を登る間、ずっと「緊張で吐きそうだ・・・」と言っていたのを覚えています。
しかし、名古屋大学さんが好記録を出し、さらにプレッシャーがかかった中、ちゃんとパフォーマンスを発揮することができたのには素直に感心しました。
操縦技術も2010年の頃から格段に上達していますが、まだまだ上手くなってもらわないと困ります。とは言え、今後が楽しみなパイロットです。


以降の詳細につきましては、今冬開催される「スカイスポーツシンポジウム」にて、代表の石川が講演を行う予定ですので、こちらにご参加いただければと思います。
http://www.jsass.or.jp/web/annai/content0208.html

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さて、今後のTeam'F'ですが、FAI速度世界記録の更新に向け、いよいよ新機体を開発していきます。すでに大まかなイメージは出来上がっており、今回の優勝機よりも高速になるのは言うまでもありません。
より速く、よりエキサイティングなフライトを目指して活動して参ります。これからもご支援・ご協力の程、よろしくお願い致します。


<<新メンバー募集のお知らせ>>
年中募集中なのですが、良い宣伝の機会なので・・・
Team'F'では新メンバーをいつでも募集中です。製作作業は大体4~5人で週末に行っていますが、十分な人手とは言えません。
未経験者でももちろんOKです。実際、社会人から活動を始めた者も今では立派に鳥人間です。
毎週末、参加する必要はありませんし、テストフライトのみの参加でもOKです。

作業場は相変わらずガレージの中で、そんなにスマートな場所とは言えませんが、地味にぼちぼちと頑張っております。興味のある方はぜひ下記アドレス、又はTwitterアカウントまでご連絡ください!

公式メールアドレス:tt.team.f@gmail.com
メンバーTwitterアカウント(全般):@ashula
メンバーTwitterアカウント(電装):@HirakuTOIDA

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